このトピックでは、自動タグ付けページに従ってタグ・エンジンがアイテムとユーザーに自動タグを適用するときのルールを作成、編集、削除する方法を説明します。次のトピックが含まれます:
概要
ルールのマスター・リスト(上部エリア)
ルール
ステータス
すべての自動タグ付けの削除
それぞれのルールはターゲットと関連付けられますが、このターゲットとは、タグ・エンジンが分析して自動タグ付けを行う対象となるオブジェクトのコンテナまたはクラスのいずれかです。ターゲットの例としては、ナレッジ・ディレクトリ(Oracle WebCenter Interactionオブジェクトのコンテナ)、 ポートレット (Oracle WebCenter Interactionオブジェクトのクラス)、プロジェクト(Oracle WebCenter Collaborationオブジェクトのコンテナとクラス)およびディスカッション(Collaborationオブジェクトのクラス)があります。
すべてのOracle WebCenter Collaborationドキュメントなど、高レベルのターゲットに関連付けられたルールを作成すると、ルールの条件に一致したすべてのOracle WebCenter Collaborationドキュメントにタグが適用されます。特定のOracle WebCenter Collaborationドキュメント・フォルダなど、低レベルのターゲットに関連付けられたルールを作成すると、その特定のOracle WebCenter Collaborationドキュメント・フォルダに入っているドキュメントの中から、ルールの条件に一致したドキュメントのみにタグが適用されます。同じターゲットに複数のルールを作成できます。
次に、自動タグ付けを使用した例をいくつか紹介します。
「ビバリー・ヒルズ」というタグを、特定の 管理 フォルダ内に存在し、郵便番号が90210であるすべてのユーザーに適用します。
「Oracle」というタグを、@oracle.comというテキストを含むすべてのCollaborationドキュメントに適用します。
人事部に在籍していないすべてのOracle WebCenter Interactionユーザーに、マネージャの名前が付いたタグを適用します。
自動タグ付けページの上部には、現在の自動タグ付けルールのマスター・リストが表示されます。
一般的なアクション:
ルールを編集するには、ルールのターゲットへのパスが表示されているリンクをクリックします。
ルールのコンポーネントは、「ルール」エリアに表示されます。
ルールを削除するには、ルールの行にあるチェック・ボックスを選択して「削除」をクリックします。
(表の上部のチェック・ボックスを選択して「削除」をクリックすると、すべてのルールを削除できます)。
ルールを削除すると、そのルールによって作成されたタグのインスタンスが削除されます。
注意: ルールを削除した後は、「開始」をクリックして自動タグ付けエンジンを実行し、ルールによって作成されたタグを削除する必要があります。
次の表に、マスター・リストの列を示します。
列 |
説明 |
ターゲット |
ターゲットへのパス。 |
ルール |
自動タグ付けルール。 |
タグの適用 |
コンテンツまたはプロパティがルールの条件と一致した場合に、アイテムまたはユーザーに適用するタグ。 |
ステータス |
ルールを使用してアイテムやユーザーにルールのタグが最後に適用された日付。 |
新しいルールを作成したり、既存のルールを編集したりするには、「ルール」エリアを使用します。
新しいルールを作成するには、次の操作を実行します。
「参照」をクリックして、「ターゲット・パス」ダイアログ・ボックスを開きます。
自動タグ付けルールの適用先であるオブジェクトが含まれているターゲットへのパスを選択します。
「すべて」を選択すると、ターゲットに各サブオブジェクトが追加されます。
「OK」をクリックします。
ターゲットへのパスは、「ターゲット」ボックスに表示されます。
次の手順を実行して、ターゲット・オブジェクト内で検索する対象を指定します。
「ルール」行の最初のドロップダウン・リストから、分析するプロパティを選択します。
たとえば、ターゲット・オブジェクトにChris Medinger
が作成者として含まれているかどうかを確認する場合、最初に「作成者」を選択します(この例は、手順bと cに続きます)。
注意: ターゲット内で文字列を検索するには、コンテンツの全文を選択します。
ルールに条件を適用するには、「ルール」行の2番目のドロップダウン・リストから、「次を含む」または「次を含まない」を選択します。
この例では、「次を含む」を選択して、Chris Medingerが作成したオブジェクトを確認します。
「ルール」行のテキスト・ボックスに、ターゲット内で検索する値を入力します。
選択したプロパティに対して、ユーザーが入力した値を含む場合または含まない場合(どちらであるかは手順bで選択したオプションで決まります)、タグ・エンジンによりタグがオブジェクトに適用されます。
この例では、"Chris Medinger"と入力することでタグ・エンジン検索の指定処理が完了し、Chris Medinger
を検索するための設定処理を完了します。
手順4で指定した基準に一致するオブジェクトに適用するタグを指定するには、次の手順を実行します。
「タグの適用」行のドロップダウン・リストから、タグ値の生成時に使用される値を持つプロパティを選択します(さらに「文字列」を選択して、タグの正確なテキストを指定することもできます)。
この例では、Chris Medinger
がオブジェクトの作成者であり、
「文字列」を選択する場合は、タグに含めるテキストを入力します。
「プレビュー」をクリックすると、このルールによって自動的にタグ付けされる現行のオブジェクトをすべて含む表が表示されます。
「保存」をクリックします。
自動タグ付けエンジンを実行し、そのステータスを確認するには、「ステータス」エリアを使用します。
「開始」をクリックすると、前回、自動タグ付けエンジンを実行した後で作成したルールによって、オブジェクトにタグが適用されます。前回、ルール・エンジンを実行した後でルールを編集した場合、古いルールで適用された自動タグは削除され、更新したルールによって自動タグが再び適用されます。
注意: 自動タグ付けエンジンの実行中は、ルールを追加または削除することはできません。
「自動タグ付けの削除」をクリックして、現在適用されているタグ・エンジンのすべての自動タグをすべて削除します。
関連トピック:
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