プロジェクト・テンプレートの作成時に、プロジェクト・テンプレートの日付を、そのテンプレートを使用して作成された新規プロジェクトにコピーする方法を指定できます。
新規プロジェクトの日付設定には、次の4つの方法があります。
最初のオプション以外の各オプションは、稼動日の表記に基づいたものです。ここでは、日付移動と呼ばれる方法が使用されています。日付移動では、「休暇」ページで指定される土日および休日以外をすべて稼動日と定義します。
先頭に戻るプロジェクト・テンプレートから新規プロジェクトへ日付をコピーする最も簡単な方法は、プロジェクト・テンプレート内の日付をそのまま新規プロジェクトにコピーする方法です。この場合、たとえばプロジェクト・テンプレート内で2004年9月3日金曜日に発生するイベントは、新規プロジェクトに2004年9月3日金曜日に発生するイベントとしてコピーされます。
プロジェクト・テンプレート内のカレンダ・アイテムで使用されている日付を、そのままコピーすることはお勧めしません。このような場合は、日付を移動して新しいプロジェクトに関連付けることをお勧めします。
この日付移動オプションは、プロジェクト開始後の稼動日の日数を基にして日付を設定する場合に適しています。たとえば、プロジェクトの第4日目の稼動日に特定のイベントの実行を指定する必要がある場合、この方法を選択します。
このオプションがプロジェクト・テンプレートに割り当てられている場合は、プロジェクトの作成時にそのプロジェクトの開始日を選択します。プロジェクト・テンプレートから新しいプロジェクトにカレンダ・アイテムがコピーされた場合、コピーされたアイテムの日付は、テンプレートの基準とする日付と元のアイテムとの相対的な位置に基づいて、プロジェクトの開始日に対して相対的に設定されます。
例: プロジェクト・テンプレートで「プロジェクト開始日の指定」オプションが選択され、基準とする日付が2004年9月3日金曜日に設定されているとします(この例では、土日以外の休日はないものとします)。プロジェクト・テンプレートに3つのイベントが含まれており、最初が2004年9月3日金曜日(プロジェクト・テンプレートの最初の稼動日)、2番目が2004年9月6日月曜日(プロジェクト・テンプレートの2日目の稼動日)、そして3番目が2004年9月9日木曜日(プロジェクト・テンプレートの5日目の稼動日)に発生するとします。
ここで、このプロジェクト・テンプレートから新規プロジェクトが作成され、開始日に2004年11月2日月曜日が指定されているとします。この場合、最初のイベントは11月2日火曜日(新規プロジェクトの最初の稼働日)のイベントとしてコピーされ、2番目のイベントは11月3日水曜日(新規プロジェクトの2日目の稼働日)のイベントとしてコピーされ、3番目のイベントは11月8日月曜日(新規プロジェクトの5日目の稼働日)のイベントとしてコピーされます。
この日付移動オプションは、日付の設定においてプロジェクト開始からの週数、および曜日を基にして日付を設定する場合に適しています。たとえば、プロジェクトの第4週目の火曜日に特定のイベントの実行を指定する必要がある場合、この方法を選択します。
この方法で日付移動を行う場合、プロジェクト・テンプレートには基準とする日付ではなく基準とする週が割り当てられます。また、このプロジェクト・テンプレートに基づいて新規プロジェクトが作成された場合は、プロジェクト開始週を指定します。日付が不明確になるのを防ぐため、プロジェクト・テンプレートの基準とする週、およびプロジェクト開始週は常に「...月曜日の週」という語句で表示されます。また、日付移動においては、月曜日から日曜日までの7日間を1週間とします。たとえば、「2004年8月30日月曜日の週」とは、2004年8月30日月曜日から2004年9月5日日曜日までの7日間を示します。
それでは、上記の例を編集してみましょう。3つのイベントはそのままで、プロジェクト・テンプレートで移動前の曜日がそのまま使用される「プロジェクト開始週の指定」による日付移動の方法が使用されているとします。プロジェクト・テンプレートの基準とする週が2004年8月30日月曜日の週で、このプロジェクト・テンプレートから新規プロジェクトが作成され、プロジェクト開始週が2005年1月3日月曜日に指定されているとします。この場合、1番目のイベント(プロジェクト・テンプレートの第1週の金曜日に実行)が1月7日金曜日(プロジェクトの第1週の金曜日)、2番目のイベント(プロジェクト・テンプレートで第2週の月曜日に実行)が1月10日月曜日(プロジェクトの第2週目の月曜日)、3番目のイベント(プロジェクト・テンプレートで第2週目の木曜日に実行)が1月13日木曜日(プロジェクトの第2週目の木曜日)の各イベントとしてコピーされます。
このオプションは、プロジェクト開始後の月数およびその月の稼動日を基にして日付を設定する場合に適しています。たとえば、プロジェクト第1月目の第3日目の稼動日に特定のイベントの実行を、プロジェクト第1月目の末日から2日目の稼動日に別のイベントの実行を指定する場合に、このオプションを選択します。
この方法で日付移動を行う場合、プロジェクト・テンプレートには基準とする月が割り当てられます。また、このプロジェクト・テンプレートに基づいて新規プロジェクトが作成された場合は、プロジェクト開始月を指定します。
それでは、もう一度上記の例を編集してみましょう。3つのイベントはそのままで、プロジェクト・テンプレートが「プロジェクト開始月の指定」による日付移動の方法が使用されているとします。プロジェクト・テンプレートの基準とする月を2004年9月として、このプロジェクト・テンプレートから新規プロジェクトが作成され、プロジェクトの開始月が2005年の4月に指定されでいるとします。この場合、1番目のイベント(プロジェクト・テンプレートの第1月目の第3日目の稼動日に実行)が4月5日火曜日(プロジェクトの第1月目の第3日目の稼動日)、2番目のイベント(プロジェクト・テンプレートの第1月目の第4日目の稼動日に実行)が4月6日水曜日(プロジェクトの第1月目の第4日目の稼動日)、3番目のイベント(プロジェクト・テンプレートの第1月目の第7日目の稼動日に実行)が4月11日月曜日(プロジェクトの第1月目の第7日目の稼動日)の各イベントとしてコピーされます。
この例をこのまま使用して、プロジェクト・テンプレートに2004年10月27日水曜日に発生するイベントがあるとします。この場合、このイベントの日付は、プロジェクト・テンプレートの第2月目の最後の稼動日の2日前であると見なされます。そのため、このイベントは、2005年5月27日金曜日(プロジェクトの第2月目の最後の稼動日の2日前)に指定された新しいプロジェクトのイベントとしてコピーされます。
日付が月初から12日以内である場合は月初を基準とする位置が指定され、これ以降の日付の場合は月末を基準とする位置が指定されます。