ポータルの管理者および開発者は、イベント登録機能を使用して、OpenUsage APIでOracle WebCenter Analyticsに送信されるカスタム・ポータル・イベントおよび非ポータル・イベントを登録できます。イベント・データはOracle WebCenter Analyticsデータベースに保存され、非ポータル・アプリケーション用のレポート生成時にはそのデータに対して問合せを実行できます。この機能のユーザー・インタフェースには、イベント登録ページとイベントの作成ページがあります。
イベント登録ページは、次の目的に使用します。
注意: このトピックでは、イベント登録のユーザー・インタフェースについてのみ説明します。この機能を最大限に活用するためには、OpenUsage APIを使用する必要があります。
このトピックでは次について説明します:
イベント、イベント・パラメータおよびディメンションの概要
管理対象ディメンション
管理対象イベント
通常、イベントは、取得する対象である1つのユーザー・アクションを定義します。各イベントは、複数のイベント・パラメータで構成されます。イベント・パラメータは、イベントによって生成される各種データを定義します。デフォルトでは、各イベントに、TIMEID、OCCURRED、USERIDおよびVISITIDイベント・パラメータが含まれています(これらのパラメータの詳細は、あらかじめ提供されているパラメータを参照してください)。
イベント登録では、独自のイベント・パラメータを作成して、あらかじめ提供されているデフォルトでは定義されていないデータを取得することもできます。日付、整数または浮動小数型のデータを取得するには、単にそのデータ型のイベント・パラメータを作成します。文字列型のデータを取得するには、ディメンションを作成してこのデータを定義する必要があります。ディメンションを作成した後、文字列型の新規イベント・パラメータを作成し、そのディメンションに関連付けます。
注意: データ収集とレポート処理のパフォーマンスが低下するので、あまり多くのディメンションを作成しないようにすることをお薦めします。
イベント登録では、独自のアプリケーションの表にあるディメンションを使用することもできます。そのためには、整数型のパラメータを作成します。次に、データベース・スキーマを使用して、そのパラメータをディメンション表のID列にマップします。
このセクションでは、文字列型のデータを定義するためのカスタム・ディメンションを作成できます。
ディメンションを使用するには、イベントの作成ページでディメンションをイベント・パラメータに関連付ける必要があります。ディメンションは、複数のイベント・パラメータに関連付けて複数のイベントで使用できます。
設定 |
説明 |
新規ディメンションを作成します。 |
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ディメンションを削除するには、ディメンション名の横にあるチェック・ボックスを選択し、このボタンをクリックします。 注意: イベント登録ページで「終了」をクリックした後は、ディメンションを削除したりディメンションの名前を変更したりすることはできません。 |
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名前 |
ディメンションの名前をこのボックスに入力します。名前は長さが最大20文字で、文字、数字、スペースおよびアンダースコアのみを使用できます。 作成した名前は、イベント登録ページでのディメンションの表示方法のみを定義します。データベース内のカスタム・ディメンション表では、ascdim_<dimension_name>という命名規則が使用されます(ディメンション名に含まれるスペースはアンダースコアで置き換えられます)。 |
一意 |
このディメンションの表に一意な値のみを格納するには、このチェック・ボックスを選択します。 |
このセクションでは、イベントの追加、有効化および無効化を行うことができます。
設定 |
説明 |
追加 |
イベントの作成ページを起動します。イベントの作成ページでは、イベントを作成できます。 |
有効化 |
イベントの横にあるチェック・ボックスを選択してこのボタンをクリックすると、イベントのデータの保存が開始されます。デフォルトでは、「有効化」をクリックしてから30分後にOracle WebCenter分析コレクタ・サービスによるイベントのデータの保存が開始されます。 |
無効化 |
イベントのデータの保存を停止するには、そのイベントの横のチェック・ボックスを選択し、このボタンをクリックします。イベントは、無効化されていても編集できます。デフォルトでは、「無効化」をクリックしてから30分後に、Oracle WebCenter Analyticsコレクタ・サービスによるイベントのデータの保存が停止されます。 |
関連トピック:
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