ランタイム設定

ポータル管理者は、ランタイム設定ページで、タイムアウト期間を構成したり、ポートレット・ビューやレスポンス時間のデータ取得を有効化したりできます。エクスポートしたレポートの形式を選択することもできます。

注意: このページで指定したタイムアウト設定は、Oracle WebCenter Analyticsでのレポート処理の目的にのみ使用されます。これらのタイムアウト設定と他のポータル・タイムアウト設定との間に関係はありません。

このトピックでは次について説明します:

タイムアウトの設定
ポートレット・ビュー/レスポンス時間

レポートのエクスポート

ここでは、構成可能なランタイム設定について説明します。

タイムアウトの設定

設定

説明

訪問タイムアウト

ポータルを訪問しているユーザーの非アクティブな状態の最大継続時間を秒数で入力します。この時間が経過すると、以降のアクティビティは新しい訪問として報告されます。デフォルトは120秒です。

アクティブ・ユーザー・タイムアウト(日数)

ユーザーが最大何日間ログインしなかった場合に非アクティブ・ユーザーとして報告されるかを指定する日数を入力します。Oracle WebCenter Analyticsでは、このデータはユーザー・コンソール・ページに表示されます。デフォルトは7日間です。

ユーザーがアクティブとみなされるか非アクティブとみなされるかには、次の要因も影響します。

  • 以前のバージョンからOracle WebCenter Analytics 10.3にアップグレードした場合、以前のバージョンのAnalyticsでのアクティブ・ユーザー・タイムアウトのデフォルト設定が保持されます。たとえば、Analytics 2.1からアップグレードした場合、デフォルトのアクティブ・ユーザー・タイムアウトは30日になります(Analytics 2.1ではこれがデフォルトだったため)。
  • Oracle WebCenter Analyticsの実行中にポータルをインストールすると、インストール完了後にポータルのユーザー・アクティビティの計算が新たに開始されます。この場合、Oracle WebCenter Analyticsでのユーザー・タイムアウトのレポートが影響を受けることがあります。たとえば、アクティブ・ユーザー・タイムアウトを7日間に設定している場合、8日間の休暇を取得してその間ポータルにログインしなかったユーザーは、8日目に非アクティブ・ユーザーとして報告されます。ただし、その8日間の休暇の3日目にOracle WebCenterをインストールすると、その日が非アクティブ状態の1日目として計算されます。そのため、このユーザーは7日間のアクティブ・ユーザー・タイムアウト期間に到達することなく、引き続きアクティブ・ユーザーとして報告されます。

注意: サマリー・メトリック - ユーザー・レポートは非推奨となり、デフォルトでは無効になっています。サマリー・メトリック - ユーザー・レポートを有効にした場合を除き、この設定を構成する必要はありません。

ポートレット・ビュー/レスポンス時間

選択項目

説明

ポートレット・ビュー/レスポンス時間の収集

ポートレット・ビューおよびレスポンス時間のデータ収集を有効にする場合は、このチェック・ボックスを選択します。ポートレット・ビュー・データは、ポートレット・ビュー・コンソール・ページに報告されます。レスポンス時間データは、ポートレット・レスポンス時間コンソール・ページに報告されます。デフォルトでは、このボックスは選択解除されています。

レポートのエクスポート

選択項目

説明

エクスポート形式

次のいずれかの形式を選択してレポートをエクスポートします:

  • Excel (最大10,000行): Excelへのエクスポートは10,000行までに制限されています。このオプションを選択した場合、Oracle WebCenter Analyticsで行数が10,000行を超えているレポートをExcelにエクスポートした場合、最初の10,000行のみが含まれます。
  • TSV: タブで区切られた値(TSV)はテキストベースのファイル形式であり、エクスポートした列はタブで区切られます。通常、TSVファイルはExcelで開きます。

注意: TSVレポートの場合、行数の制限はありませんが、エクスポートしたレポートが10,000行を超えているときは、レポートの生成に時間がかかる可能性が高くなります。


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