パーティション設定

ポータル管理者は、パーティション設定ページで、Oracle WebCenter Analyticsレポートからアクセス可能なデータ・パーティションの数を指定できます。アクセス可能なパーティションは、Oracle WebCenter Analyticsエンジンによって定期的にスキャンされます。したがって、アクセス可能なパーティションの数を必要最小限にすることで、システム・パフォーマンスをより適切に制御できます。

Oracle WebCenter Analyticsデータは、データベース内で月ごとのパーティションに分割されます。毎月の月初めに新しいパーティションが作成され、月末までの新しいOracle WebCenter Analyticsデータはすべてそのパーティションに格納されます。

Oracle WebCenter Analyticsレポートからアクセスできる月の数を設定するには、最初にスクロール・ビュー・ウィンドウを有効化し、次に月の数を指定します。

注意: スクロール・ビュー・ウィンドウを有効にしない場合は、Oracle WebCenter Analyticsレポートからすべてのパーティションのすべてのデータにアクセスできます。

すべてのパーティションを表すチャートをいつでもプレビューできます。チャートには、Oracle WebCenter Analyticsレポートでそれらのパーティションを利用できるかどうかも示されます。

このトピックでは次について説明します:

スクロール・ビュー・ウィンドウの概要
スクロール・ビュー・ウィンドウの設定
プレビュー

スクロール・ビュー・ウィンドウの概要

スクロール・ビュー・ウィンドウは、月ごとに変化する一定期間のデータベース・ビューです。たとえば、8月5日にスクロール・ビュー・ウィンドウを有効にし、サイズを4か月に設定したとします。この場合は、次のようになります:

スクロール・ビュー・ウィンドウでは、5月、6月、7月および8月の4か月分のデータを利用できます(8月はまだ終了していませんが、スクロール・ビュー・ウィンドウでは8月のパーティションにあるデータを利用できるため、Oracle WebCenter Analyticsレポートには最新のデータが表示されます)。
9月1日には、スクロール・ビュー・ウィンドウが1か月先にスクロールし、6月、7月、8月および9月のパーティションにあるデータにアクセスできるようになります。5月のパーティションはビューから削除されますが、パーティションとそのデータはデータベースに引き続き保持されています。この例で、ポータル管理者が同じ年の12月に5月のパーティションのデータをレポートで利用する必要がある場合は、5月から12月までの期間を含むようにスクロール・ビュー・ウィンドウのサイズを8か月に増やします。

スクロール・ビュー・ウィンドウの設定

設定	説明
スクロール・ビュー・ウィンドウの有効化	指定した数の月別パーティションのデータをOracle WebCenter Analyticsレポートで利用できるようにするには、このチェック・ボックスを選択します。デフォルトでは、このボックスは選択解除されています。
スクロール・ビュー・ウィンドウ・サイズ(月数)	3から60までの数字で月数を入力します。スクロール・ビュー・ウィンドウのサイズとして指定した範囲に入らない月のパーティションのデータは、Oracle WebCenter Analyticsレポートには利用できません。

プレビュー

「プレビュー」ボタンをクリックすると、データベース内の月別パーティションを表すプレビューを表示できます。

緑色の四角は、パーティションのデータをOracle WebCenter Analyticsレポートに利用できることを示します。
X印の付いた赤色の四角は、パーティションのデータをOracle WebCenter Analyticsレポートに利用できないことを示します。これらのパーティションはデータベースに存在しません。
灰色の四角は、月のパーティションがスクロール・ビュー・ウィンドウの日付範囲に現在含まれていないことを示します。これらのパーティションは、データベースに存在する場合と存在しない場合があります。